私は言葉を信じない。信じているのは写真の力。 » Field Only

私は言葉を信じない。信じているのは写真の力。
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9.11

 「私は言葉を信じない。信じているのは写真の力」
 これは、私が毎年この日、つまり9.11に見ている「NEW YORK SEPTEMBER 11」という写真集のなかに掲載されている写真に添えられた、GILLES PERESS(ジル・ペレス)の一文です。


 
 この写真集は米国版を新潮社が日本版として20年前に発行したもので、著名な写真家ロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ジョージ・ロジャー、デイヴィット・”シム”・シーモアによって設立された、「マグナム・フォト」の写真家たちにより撮影された「9.11」が集約されています。

 この写真集、1ページ1ページに凄まじいインパクトがあります。

 倒壊する世界貿易センタービル
 逃げ惑う人々
 土煙に向かっていく消防士や警察官などのファーストレスポンダー
 何が起こったのか理解できず立ち尽くす人
 埃まみれになって動けずにいる人
 悲しみに包まれるアメリカの人々
 かつての世界貿易センタービルの姿

 どれを見ても自分の心に訴えかけてくるものがあります。

 この写真集を毎年この日に見ることで「平和」が尊く大切なことだと深く考えます。

 いま世界では戦争を続けているところがあります。

 いやもしかしたら我々の日常生活も例外ではないのかもしれません。

 お互いの正義をぶつけてお互いに傷ついている。

 私が住んでいる日本での日常生活が「戦争」という定義には当てはまらないことなのかもしれませんが、1人1人が手を繋いで「輪」となり、お互いの思いに耳を傾けることで理解がすすみ、「平和」に繋がるんじゃないかと感じています。

 私も日々、和を志して「平和」な世界を日常生活からつくって生きたい。

 Never Forget 9/11

 
 

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