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わからないことや出来ないことがあれば「懐に飛び込もう」

「懐に飛び込もう」

 これは2年前の職場で学んだ、私の人生を飛躍的にアップデートさせることになったフレーズです。
 このフレーズですが、いくつか意味があるようですね。
 そのなかのひとつですが、対象となる相手に気に入られてつながりを持ったり、相手に取り入る行動をとっている人を揶揄して「相手の懐に入るのが上手い」などと使われたりするようです。

 このフレーズ、あんまり良いイメージがしないですよね笑

 んじゃなんで私の人生を飛躍的にアップデートさせることになったんでしょうか?
 懐に飛び込んだ結果どうなったのか?
 知らねーよですよねー笑
 
 まず、結果からですが、「わらないことがわかった」「出来ないことが出来た」はもちろん、

「人に声がかけやすくなる」

「物事を進めるチカラが倍になる」

「自分の身の程を知ることができる」

 という副産物をゲットすることができました。
 たぶんもっとあると思いますが、言語化できそうなのが今はこんなもんですかね笑

「人に声をかけやすくなる」

 自分がわからないことや知りたいことがあれば、それを解決することができる人って必ずいるもんで、それはGoogleの検索エンジンであったり、YouTubeしかり、InstagramやFacebookなどの多様なSNSしかりなんですが、その情報を公開している人たちとの距離は遠いですよね?
 では対人となると・・・意外と近くにいたりするわけなんです笑

 少し前のブログで似たような話をしましたが、人と話をしてみると、自分がわからないことや知らないことの解決の糸口を持っている人っているんですよ。

 そこでその人たちの「懐に飛び込む」わけなんです。

 この人に話を聞いてみたい、とか、この人この辺りのことを知っている人なのかな?と感じたら、

 「すみません、ちょっといいですか?」
 「こんにちは、○○について知りたいんですが、少しお話を聞かせてもらえませんか?」

 こんな感じで、スッとね。いくわけです笑。
 あ、自然な笑顔はマストです。
 今はマスクしてるから・・・目ですかね。目を優しくする感じでいきましょう。
 自分の素性を明かすことは言うまでもなく当たり前のことです。

 それと、これは最も大事なところですが「自分が何がわからなくて何を知りたいのか」ってことを、きちんと伝えないと、解決したいという目的は伝わらない可能がありますので、これはしっかりと意識しておかないといけません。
 たとえ話ですが、「私が何がわからないのか、教えてください」って言われても、何も応えてあげられることがないですよね笑
 「懐に飛び込もう」って言っても、闇雲にってわけじゃなくて、これは相手があるわけなので、きちんと考えて行動できるといいですね。

 で、これをイロイロな場面で試すわけです。
 初対面の人との会話、研修時の最後の質問コーナー、店員さんへの質問などなどなど。
 年齢の上下だとか立場だとか、そんなものはその辺の隅っこにでも蹴っ飛ばしておきましょう笑
 
 で、これは思った以上なんですが、だいたい応えてくださいます笑
 もちろんダメなときもありますので、万能調味料とまではいきませんが・・・笑
 それと、自分の状態によって、応えてくださるコトっていうのは変化する感じです。
 要は話のレベルが自分の「わからないレベル」「できないレベル」になるんですよね。
 だから自分のレベルを知っておく、そして上げておく必要が・・・ある。

 自分のレベルが上がっていると、話の内容もわかりやすくて、専門用語がある場合などは特にかもしれませんが、ストレスなくスムーズな会話ができると感じます。
 また、ディベートなどもワクワクしながら進めることができるのではないでしょうか。

【まとめると】
 ・解決したいことを明確にしておく。
 ・年齢だとか立場だとかは横に置いておく。

 ・自分のレベルを上げておく。
 ・解決してもらえそうな人を見つけてとにかく懐に飛び込む。


 を繰り返すと人に声をかけやすくなっていきます。
 もちろん応えてくださる人が増えたり、応えてくださる内容が大幅にレベルアップします。

「物事を進めるチカラが倍になる」

 人の懐に飛び込むようになってからですが、物事を進めるチカラがついてきたように感じることがあります。

 これは飛び込む相手によるかもしれませんが、1人ではできなかったことが複数になってできるようになったり、1人ではつまらなかったものが複数になって面白くなったり楽しくなったり、場合によっては1人で行っていたことを皆んなで行うことになったりすることってありますよね。

 で、これって共感や共有があるからこそだと思うんですが、物事を進めようとするとき、この「共感」や「共有」、他には・・・「目的」だったり「ゴール」だったりするのかもしれませんが、それらをまとめて「向かう方向(ベクトル)」だとすれば、物事を進めるチカラっていうのは、同じ方向を向くために行う作業や活動ということになるんでしょうか。

 例えば、ぜんぜん興味がないとか、ジャンルが違う人たちって、自分が選択しなければ出会うことはないし、何かの機会に出会ったとして話を聞いていても上の空かもしれませんよね。
 そんな人たちが集まって、同じ方向が向けるんだろうかって思うところもありますが、まさしくそこにチャンスがあるんだと感じます。

 まず、集まったみんながどこを向いているのか、何に感動するのか、どうしたいのか、何ができるのかなどなどを抽出してまとめます。
 ここでは色んな方向が見えてくると思います。で、特にですが、自分と同じ方向を向いていない人っていうのが大事になるわけです。
 要は、はじめから同じ方向を向いている人ばかりだと、新しい視野角度っていうのが入ってこないので、これまで自分たちがやってきたことばかりで占められちゃうよね、ってことなんです。(専門用語ではイングループバイアスっていうみたいですね。)
 で、色んな方向を見てる人たちとディベートを重ね、チームとして一番大事な「向かう方向(ベクトル)」を決めます。
 「向かう方向(ベクトル)」が決まったら、あとは走るのみ。

 一見バラバラに見える集まりに見えても、お互いのストロングポイントやウィークポイントを補完しながら同じ方向を向いて走っていくことができれば、大きな壁や困難を乗り越えられる可能性がありますし、それが達成や成功の域にまでいけば、大きな経験と太い繋がりになる。

 もう1人で物事を進めてるときの倍のチカラはついてますよ。
 いや数倍になっていると言っても過言ではないはずです。 

【まとめると】
・人の懐に飛び込むと1人が複数になる
・多様な視野角度があることを許容して大事にする
・ディベートを重ねて「向かう方向(ベクトル)」を決める
・走る


 ですね。
 私はすでに経験済みですが、もっともっとイロイロな世界や人と出会いたいなと考えています。

「自分自身の身の程を知ることができる」

 これはほんとこの通りです。
 人の懐に飛び込んでみると、自分の思い込みの浅はかさとかに気づいてしまいますし、わからないことや知らないことが、よりわけわかんなくなったりしちゃいます笑
 「オレがわかってることや知ってることって、こんなに浅かったんだー泣」
 「オレは一体どうしたかったんだ・・・」だとかね。
 なんか複雑な感情になるわけです。

 でも、それでいいんです。
 それでいいんだと考えるようにしてます。
 だって完璧じゃないんですから。
 
 それに、飛び込んでみたからわかることって、たっくさんあるんです。
 わかったつもり、知ったつもりになってたんだなってこと、ほんとにめちゃめちゃ多いです笑

 ただ、もっとわかりたい、もっと知りたいっていう自分の気持ちに気づくことができます。
 と同時に
 自分にとってはもう充分
 もあることに気づきます。
 その、もう充分、を自分から離すことで少し楽になることもわかってきました。
 
 少しずつではありますが、自分自身の身の程を知ることができています。
 やらなければならないことが見えてきています。
 イロイロなことを自分自身で削ぎ落としてきている感覚もあります。
 それは「懐に飛び込んでみた」からです。

 私のこれまでの経験上でしかないんですが、その「懐」は、人に限らずなのかもしれません。
 例えば研修であったり自分で選択した経験であったりと様々です。
 このブログというか私の人生のテーマである「挑戦」とも共通するところがあるのでしょうか。

【まとめると】
・自分という人間が何者なのかを考えるきっかけになる。
・自分がどうしたいのかについて純粋になれる。
・「懐」は人だけに限らない。


 ですね。
 ラストは「挑戦」に行き着いちゃいました笑

挑戦するなら懐に飛び込もう

 どえらい長文になってしまいましたね笑

 みなさんにも挑戦したいことってあると思います。
 大小、未知、既知は関係ないです。

 挑戦するために必要なことがあれば「懐に飛び込んでみませんか?」

このブログの主人の正体 整備士→消防士→登山ガイド・・・変態中

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松本 和志 登山ガイド / 男性

 登山ガイド(JMGA登山ガイドステージII)  国際マウンテンリーダー(IML)ハイキング・トレッキングガイド  元消防士・勤続21年(各種災害出動経験2500件以上) 挑戦があるから生きている!  これからは、登山に挑戦する人との共感、共有を通じ、一緒に笑顔になれる人生を送りたいです。  このブログでは、私の挑戦、失敗や成功、喜怒哀楽を書き綴っています。私の挑戦が誰かの何かになれば幸いです。

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