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登山中に聞いたネガティブワード

どんな目的で登山をしていますか?

私が登山をする目的は「綺麗な眺望を望むこと」・・・です笑
ふつうーだわーなんて声が聞こえてきそうですが、そう、普通なんです私。

じゃあどんな眺望がいいの?ってなりますよね?
ええ、なってください笑

はいはい笑
私の場合は、雲がほどよくプカプカしていて、青空が見えて、太陽も見えて、いろんな山が見えて、なんなら海まで見ることができたらっていう贅沢な眺望が大好きなので、それを見ることができれば、もう幸せなんです。(それに合致する那岐山は超オススメ)
あーっと、写真撮影も大好きです。
撮られるのは得意じゃないです。レンズを向けられるとすぐふざけます笑
で、調子が良いときなんかは、山頂に至らないまでの眺望が良いところでも「うわーすげー」「なーはー良い景色ー」なんて独り言っちゃう感じです笑
どうでもいっすね笑

登山の目的ってとっても多様で、目的は眺望じゃないって人もいますよね。走ってピークハントしたい人、スノースポーツを楽しみたい人、ただただ歩くのが好きな人、山岳小説になぞらえて歩いたり、地図読んだり、沢登りしたり、自転車漕いだり、空飛んでみたり、動植物と会話してみたり、あとは・・・
まあ、ほんと挙げたらキリがないっすね。

とっても寛容だわー「山」ってね。
山って、登っている人の目的を全部叶えてくれるわけですから、でっかいですよね笑
私、山みたいな心を持った男になりたいわーって、何度も考えましたけど・・・笑笑、ぜんっぜん近づいてないですが・・・
いつなれるんだろ笑

笑顔が消える信じられないネガティブワード

そんな大きい器のなかで遊んでいると、みんなだいたい笑顔になるはずなんです。
初対面な人たちが笑顔で「こんにちは〜」「がんばってね、もうすぐだよ」「どこから来られたんですか?」なんて、街中じゃあ考えられないようなことが起こっているんです。

そんな笑顔溢れるはずの場所で、耳に入れるだけで笑顔が吹っ飛んじゃって悲しくなってしまう言葉を飛ばしている人をしばしば見かけます。

その言葉がこちら↓

○男性登山者が、疲れて休んでいる女性同行者に対して、強い口調で
「靴下の替えは持ってんのかよ」
「伊達に余計なもん持ってるなー」
「だけど歩くの遅いのに余計なもん背負ってるからしんどくなるんだよ」

これは書いてても気分が悪くなりますね。
この発言をした人は結局、休んでいる女性よりも早く山頂に上がって来られましたので、同行者との登山を楽しむことなく、助けることなく、ただ自分の目的を達成したかっただけなのかな。と悲しくて残念な気分になりました。

私が下山するとき、この男性登山者の同行者の姿を見なかったので、下山しちゃったんでしょうか。
「もう2度と山になんて登るかい」って、その女性からの声が聞こえてきそうで。

ハロは天気が崩れる前兆

ポジティブワードで溢れちゃえ

山に登る目的は人それぞれ。
例えば、男性が「ピークハント」、女性が「お花の写真」であれば、スピード感や行動時間、装備やルートなどなどが違うはずなので、行動中にそれを調整してもお互い思い通りにはいかないと考えられます。

思い通りにいかなくなると、文句の1つも言いたくなるのか「ネガティブワード」が飛び出しちゃうかもしれません。

なので登る前に「リクエスト」をしっかり出し合うことが大事なんでしょうね。
お互い遠慮なく。

それを共有しておけば、で、お互いの目的を達成するための登山にしようと行動すれば、必然的に応援したくなるんじゃないでしょうか。

「もう少しだ、一緒にがんばろう」
「ここに綺麗なお花咲いてるけど、写真撮る?」
「やったーピークだ笑、百名山達成できたわ、ありがとー」
「綺麗な写真撮れたー、お花に気づいてくれてありがとー」

ちょっと極端でくすぐったいかもしれませんが、笑顔になりません?笑
でしょ?笑
なってるのわかりますよ笑

ね。
山の中をポジティブワードで溢れさせちゃいましょー!
きっと笑顔で登山する人がもっともっと増えちゃいますよ笑

山登りは楽しいがええじゃない笑

このブログの主人の正体 整備士→消防士→登山ガイド・・・変態中

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松本 和志 登山ガイド / 男性

 登山ガイド(JMGA登山ガイドステージII)  国際マウンテンリーダー(IML)ハイキング・トレッキングガイド  元消防士・勤続21年(各種災害出動経験2500件以上) 挑戦があるから生きている!  これからは、登山に挑戦する人との共感、共有を通じ、一緒に笑顔になれる人生を送りたいです。  このブログでは、私の挑戦、失敗や成功、喜怒哀楽を書き綴っています。私の挑戦が誰かの何かになれば幸いです。

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