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NO Knot NO LIFE

結び続けて22年

 消防士になってからというもの、ロープを結び続けてきたわけですが、登山ガイドを目指す今もロープを結び続ける毎日です。
 なんで毎日のように結んでいるんだろうって、結び始めてから22年が経とうとする今、ふと考えるときがあるんですが、理由は、はっきりしていますね。

 「いつか役に立つときがくる」

 ただそれだけです。それ以上もそれ以下もありません。

 そして、今では、数種類の結びを、いつでも結べる、どんな場所でも、結びの種類によっては、目をつぶっていても、手を後ろに回しても、逆手でも結べるようになりました。

 ただ、もっと上手くなりたいですね。
 22年のあいだ結び続けてはいますが、もっと上手くなりたい。

 多様な支持物がある山中では、ロープを結ぶことができるだけでなく、長さを「いい感じ」に調節する能力が求められます。
 この長さ調節能力の向上は、一朝一夕にはいかないですね。
 山に足を運んで、とにかく色々な地物(テレイン)に結ぶしかない。

 No Knot No LIFE

 やるしかないですね。

結び方って何種類?

 ロープの結び方って何種類あるんでしょうか?
 消防では基本結索があり、結着、結節、結合として18種類が名を連ねていますが、その範囲を世界に広げてみると、数百種類にもなるようですね。

 私は消防でロープの結び方を学んでいたのですが、たくさんある結び方のうち、特に「もやい結び」が好きになってしまいました。

 この「もやい結び」って知ってますか?
 なんて聞いちゃいましたが、ここ数年のキャンプブームや登山ブームで、知っている方が多いかもしれませんね。

 本によっては、ボウラインノット、ブーリンノットなど、名称が違ったりもするんですが、結びやすくて解きやすい「キング・オブ・ノット」といわれていて、簡単に言ってしまうと、もやい結びは「結びの王様」なんですね。
 
 その王様な結びを、今まで何回も何回も何回も何回も・・・
 途方もない数を結んできました。
 が、23年、24年、25年と、これからも結び続ける予定です。

 もっと上手くなりたいので(決意)

ロープワーク教室

 私が今まで続けてきたロープワークですが、「誰かの何かになればいいな」ってことで、今後、ロープワーク教室を開催したいと考えています。
 開催時期や場所が決まってくれば、都度、お知らせをアップします。

令和5年9月10日 剣岳にて

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