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登る前に読むのか登ったあとに読むのか
記事の目次

加藤文太郎氏

 過日、登山ガイド資格取得のために受けている研修で出会った先生から、「山を登る人が加藤文太郎(かとうぶんたろう)氏を知らないのは・・・」と絶句されたことを受けて、兵庫県美方郡にある新温泉町立加藤文太郎記念図書館に、その先生と一緒に赴きました。

 加藤文太郎記念図書館は、2階に記念図書閲覧室と記念資料室が特設されていて、加藤文太郎氏の生涯が、たくさんの資料や実際に登山で使用されていた登山用具とともに展示されています。

2階へ上がると加藤文太郎氏が迎えてくださいます

 この展示っていうのが、文字や文章にない、なんというか、熱を帯びていて、心にドーンと押し寄せてくるわけです。
 そしてここには、加藤文太郎氏の著書が揃っているようで、そのほかにもたくさんの山岳図書がズラリと並んでいます。

 早速、加藤文太郎氏の著書「単独行」と、数冊の山岳図書を借用して帰り、読み始めたんですが、あっと言う間に引き込まれて、心を打たれてしまい・・・
 ただ、同時に、加藤文太郎氏が登った山々を、私自身が登山をしていない時に読んでいたとしたら、同じように感じていたのだろうかと。

 読んでから登るのか。
 登ってから読むのか。

 どちらにしても、何かを感じるとは思いますが、私の人生は後者が多いですかね。
 例えば、道具を説明書読まずに使って、あとから行き詰まって読むタイプ・・・です。

 あなたはどちらのタイプですか?

兵庫県美方郡新温泉町浜坂にある加藤文太郎記念図書館

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