- 2022年11月29日
新世界の扉をもうひとつknockしてみよう【DO2023予告編】
ダークな世界観 私、イロイロなナニカで迷ってるときって、目の前のことを決めることに必死なんです。先の先なんて見……
「いつかは烏ヶ山」なんて考えてましたが、ついにその日がやってきました。
鳥取県の大山の南東側にそびえる「烏ヶ山」をご存知でしょうか。
奥大山って呼ばれることもあるんですが、そう、あの、宇多田ヒカルさんが撮影で訪れた、ファンにとっても登山者にとっても、もはや景勝地なんじゃないかって存在の「烏ヶ山」です。
トコンとトンガった山容はスイスのマッターホルンと呼ばれることもありますが、スイスのマッターホルンを見ると・・・・言葉を失いますね笑・・・トンガってますよ〜笑
本物のマッターホルンを検索かけてみてくださいね。
それでは登ってみましょう。
山行は10月31日の早朝からスタートなんですが、この時期寒いっすよね、暗いっすよね。
でもね、これは醍醐味の1つになりそうなんですが、夜明けを迎えると烏ヶ山や象山が赤く染まり、擬宝珠山の山頂からダイヤモンドが現れます。
うわーキタキタキタキタ北ーってなりますよ。ここからだと太陽が登るの南東側ですけど?笑
撮影場所は鏡ヶ成スキー場です。
こういう夜明けはかなりテンションが上がりますね笑
さーむいですけど、外に出て携帯電話のカメラのシャッターボタンをパシパシ押しちゃいます。
登らんのかいってね笑
今回の烏ヶ山登山ですが、私自身が初めての山ということもあったので後輩についてきてもらったんですが、最近、複数で登る機会が多くなっているので、1人での登山は・・・面白いんですけどね。
なんか、、、って感じでね。
ただ、私が案内することができたら一緒に登る人が楽しいだろうなあっていう思いはあるので、単独登山になっても、できるだけ多くの山に登って、経験と知識を実装したくって、で、多様な人と登山ができるようになれたらいいなあってね、思うんです。
さて、烏ヶ山の山頂を目指すには新小屋峠登山口から登ります。
山道の様子はというと、もう笹です。はい。笹だらけです。
背丈ほどあるとこもあります。
横、見えりゃしません(翻訳:横は見えないです。)
笹を掻き分けて歩く場所もあり、足場はグジョログジョロになったところもチラホラ・・・
なので、暗がりだとヘッドライト必須です。
ただ、序盤の斜面は緩いです。
かなり緩いです。
なので歩きやすくて、景色はというと、紅葉も進んでいますし空が青いので清々しいですね。
道はかなり狭いところがあって、全般的に並んで歩けるようなところはありません。
って言っても、だいたい登山してたら縦並びになるんでしょうけど笑
登った当日ですが、朝方は放射冷却現象でかなり冷え込んでいたので、フリースを着て登山を開始しましたが、日が昇ってからやっぱり太陽さんのパワーを受けると暑くなってしまって、鏡ヶ成の駐車場から歩き始めて、新小屋峠登山口に着くまでには薄着になってました笑
この時期のレイヤリングは忙しないですね。
えーと
忙しないは、いそがしない(翻訳:忙しくない)
ではなくて、忙しない(せわしない)、忙しい方です笑
方言なんだかよくわかりませんが、予定がないときなど「いそがしないで」と言ったりします。
文字にすると全く逆の意味が混在するという奇跡に巡り逢えました。この文章で笑
緩やかな登山道をどれくらいでしょうか、ガーミンコネクトというアプリを使って見てみると30分くらいは緩やかな登りって感じでしょうか、歩いていたら、そこから急にですが、心臓がバクンバクンになる急登が現れて、ストックなんて使ってられねーやこのやろー状態になります。
ん?なんだこの変化はって疑心暗鬼になりますよ笑
我々、あの緩やかな山道で気持ち緩んじゃってましたけどね笑
とにかく心臓バクンバクンを抑えながら着実に歩を進めていきます。
あ、山道はこの辺りから転落危険「大」なので、よく道を見ながら進まないといけません。
進んだ先が絶壁ってところ、何箇所もあります。
で、その絶壁がめちゃめちゃ綺麗に見えるポイントがいきなりやってきます。
どえらい迫力です。(翻訳:すごい迫力だ)
前方は壁が迫ってくるし、下は断崖絶壁だし・・・
ここはどこですか?笑
はい、烏ヶ山です。
宇多田ヒカルさんはご存知のとおり日本の歌姫です。
その宇多田さんが、この烏ヶ山に登られてサントリー天然水のCM撮影に臨まれたってこと、ご存知の方も多いんじゃないでしょうか。
で、その辺りにやってきたわけですが・・・
うわちゃー似たような石と景色がよーけあるがな・・・笑(翻訳:たくさんあるなあ)
ひとまず座りやすそうなやつに座っとこうと。
というのが、どうやら宇多田さんが撮影で座りんさった(翻訳:座られた)石のことを「宇多田石」というらしいのです。
でも、周りは石だらけ・・・
CM見ても景色が全然違って見えて、どこなんだろうって、なりますよね笑
なので、目についた座りやすそうな石に座ってみましたということです。
撮影現場だと思われる場所は岩場でかなり険しいイメージですね。
高度感があって辺りは断崖絶壁です。
ただ、展望はめちゃめちゃ最高に最高です笑
ということで、宇多田さんのCMと似たような感じのところで撮影をしていたんですが、風が吹いてくると寒くて寒くてなんていうか寒いんです。
長居は無用と山頂を目指すことに。
そう、ここはまだ山頂ではないのです。
しかし、宇多田さん、登山経験なんてあったんだろうか?
これは下山時の話になるんですが、友人同士でしょうか、3人で登って来られたグループのうちの1人が岩場で動けずにいます。
「なんだここはー(怒)」
「簡単に登れるって言ってたのに(怒)」
「高いー(怒)」
て。
ていうくらい、初心者だとか、高所に恐怖を覚える方はめちゃめちゃ怖いと思います。
もう過去のことですが、宇多田さんが無事に撮影を終えられてよかったなと。
で、宇多田石に座れたのかっていうと・・・
座れませんでしたー笑
けど、偶然にも立ってました笑
たぶんですけど。
岩場登りを慎重に、いよいよ烏ヶ山のピークが見えてきます。
「うわーキタでー」
「めちゃ綺麗だわー」
トコンとトンガった烏ヶ山のピーク、めちゃめちゃ雰囲気あります。
奥には大好きな大山がドッスーーーンっと鎮座して迫力満点100点満点。
この烏ヶ山の南東側ピークに到着したとき、早朝の烏ヶ山ブルーは烏ヶ山グレーになっちゃいましたが、どこから吹くのかヒーンと風が雲を押し出していきます。
風は強いんですが、吹上げてくる風なので、木々に隠れていればほぼ無風の不思議場所。
太陽はピシっと紫外線を遠慮なく浴びせてくるので、風が当たらなければポカポカしています。
なので、雲が押し出されて大山のピークが見えそうなタイミングを見計らって、その場で待機。
しばらくすると・・・・
やっぱしね。
やっぱし、晴れてきましたよ笑
ということで、烏ヶ山ピークにアタック開始。
ついに山頂に到着です。
で、山頂のトンガリ岩(このブログ限定の呼び名です)気になりますよね。
この上に立ったらさぞ展望がいいんだろうなあって。
ん?手や足を引っ掛けるとこある?
こりゃ荷物下ろして身軽にして・・・うんしょっと
やー登れたー
登れた達成感もですが、何よりめっちゃ大山が綺麗に見えるんです。
紅葉の景色の広がりも素晴らしくって・・・
言葉が出ない美しさです。
今回は初めての烏ヶ山でしたが、お天気に恵まれて晴れの中、最高の登山ができました。
特に烏ヶ山山頂から見る大山は圧巻で、めちゃめちゃカッコよかったですよ。
時に青空にも恵まれて、大山ブルーにも出逢えました。
ただ、大山のピークは少し恥ずかしかったんですかね、雲に隠れていましたが、この雲がまたやっちゃうわけですよ彩るわけですよ、この写真↓大山が雲によって彩られてめっちゃカッコよくなってませんか?笑
雲ひとつない青空、それも魅力的ですが、雲が彩る景色って展望ってアリじゃないか。
私はこんな風に考えています。
だって、雲は1秒たりともそこには立ち止まっていなくて、見てる間ずーっと景色展望が変わるんですよ。
その瞬間がその瞬間の魅力を出しまくってるわけですから、ずーーーーっと見てられる。
お気に入りの瞬間が来るまで待ってられる。いや、待ってたい笑
待ってる間、ワックワクが続くんです。
「来い来い来い来い来い濃い来い来い来い」ってね。
もう楽しいですよね笑
山にいるときの私、ずっと笑顔ですよ笑
どうです?
山に登りたくなってきましたか?笑
余談ですが、いつもは山頂でコーヒーを飲むんですが、利尿作用があるので待機時間と下山時間を考慮して、今回は「ほうじ茶きなこラテ」っちゅうもんを飲んでみました。
寒くて立ち止まってる時間が長くならないように、ゴボゴボに沸かしたお湯をモンベルの水筒に満タンにしまして、山頂でジョンっと入れるだけ方式です。
もうね、美味かったですよ。
「うんま」って目がまん丸になっちゃいました笑
後日、平地で飲みましたら味が全然違うものに感じましたね。
山頂では、うんまかったですよ笑
どうです?
山に登りたくなってきましたか?笑
山登りを大プッシュしたところで、下山しましょう。
行きはよいよい、帰りは怖いと誰かが言ったとか言わないとか。
岩場や落差がある場所を登るとき、割とすんなり登れても下りられなくなることって、あると思うんです。
あ、私なんですよ。
実は烏ヶ山のトンガリ岩を登ったあとなんですが、登るときにへばりついて登ったので、どうやって下りようかドキドキしてたんです。
結局、別ルートを通れば登りも下りも私が通ったルートよりも難しくなかったわけなんです。
そのルートを登ったあとに発見してるので、やっちゃってますよ。これは。
登る前によく見ろよ。ってことですよね。
下りのことも考えて見とけよってね。
です。
登れそう、下りられそうだけで向かっちゃダメってことです。
んなこと当たり前だって怒られちゃいますね。
大反省です。
なので、そこからの下山は慎重に慎重に。
登りよりも気を使うので、緊張しましたね。
下山は特に慎重に。
無事に帰ることが一番大事なので。
もっともっと意識を高くして、経験を積んで、危機的状況にならない登山者になりたいもんです。
ということで、怪我なく無事に下山完了です。
皆様も登山されるときはご安全に。
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