能動的な長野トリップで未知の体験Vol.2 » Field Only
結果を出すためには能動的であること
今回の長野トリップでは、私が「聖地」だと考えていた笑「カモシカスポーツ」さんの実店舗に赴くことができました。カモシカスポーツさんは、長野県に住んでいる消防の友人も認める品揃えで「いつかはカモシカ」と思っていたくらいです笑
で、その実店舗で冬山装備の選択をしたわけですが、登山靴のフィッティングに対して「なるほど、ここまでやるから、この選択からあの選択になったんだわ」と考えることに・・・やっぱし、行動してよかったわ。
今回選択したのは、いつも履いているSCARPAではなく、ZAMBERLANというメーカーの登山靴です。
いつものやつ、ではなく、能動的なフィッティングを行なって決めたモノです。
で、この靴を履いて、約3000mの宝剣岳、中岳、木曽駒ヶ岳の3座を無事に縦走することが「結果」として達成でき、「能動的であることの重要性を明確にした」と感じています。
宝剣岳山頂付近の岩の上で
登山靴の購入はどこで?
登山をする人は「登山用具の購入」についてイロイロと考えたことがあると思います。
「そりゃそうだわあんた、自分の命を守るモノだから。」
ね、聞こえてきそうな声ですよね笑
ですよね笑 そりゃそうだ。
なんですが、安全で快適な登山に必要な「登山靴」を「ECサイトで購入」したことありませんか?
で、サイズ感や、つまり感覚的なものって、違和感があったことありませんか?
たぶん、ありますよね笑
まあ登山靴に限らずなんですが。
ある登山用具ショップのオーナーさんとの話ですが、「最近はフィッティングが必要な登山靴なんかもECサイトで購入するって時代ですからね。特に登山なんかは靴が合わないと大変な思いするのは自分だから、さらに周りにも迷惑かけちゃうことだってあるから・・・フィッティング、重要なんですけどね。」
ですね。
私も同感です。
鳥取県大山の残雪期
厳しい環境でも安全・快適な登山用具で「楽しい登山」ができる。
登山靴の「ここ合わせ」
どこかのお店で気に入ったデザインの登山靴を見つけて、お試しで履いてみると「うわっ!これバッチリ」な瞬間ってあると思うんですよ。
でも、購入後に、そのお気に入りの靴を履いて歩いていると「どこか違和感があるなあ」なんて。つま先が痛くなるとか、踵が浮くとか、他にもイロイロとね、出てくることがあるわけです。
それは「店舗と山の環境が大きく違うから」ですよね。
当たり前っちゃ当たり前なんですが笑
山には草木が生えてて、大小様々な石があって、段差も大小、滑りやすさも多種多様、更に天気の変化で歩く環境が一変したりと、もうとにかく「ここ合わせ」ができないものだと感じます。
例えば、サッカーにはサッカー用のスパイクがあって、ハードグラウンド用、芝用、マルチグラウンド用などの種類がありますが、整地された平らなサッカーコートで行うので、「今日は真砂土のグラウンドだからハードグラウンド用でいこう」の「ここ合わせ」がある程度できるわけです。
登山のシーンで考えてみると・・・
「序盤は土でキツい坂、中盤は土と砂利のミックスで滑りやすい、終盤は岩で段差が多様」
なんてね、登っていくうちに、環境が厳しくなってきて、例えば「序盤では快適な靴底が柔らかいもの」だと、終盤ルートでは歩くことすら危険な状況が出てきます。
登山靴の「ここ合わせ」
難しそうですよね。
私のリクエスト
ということで「んじゃ何を選んだらええんだっ?」て話になりますが、サッカーの例え話で考えてみると「サッカーコートの種類とそれに対応するスパイク」が選択の主軸になると思います。
これを山に当てはめてみるわけです。
例えば「鳥取県の大山」であれば、「序盤は土と木の根のミックス、中盤は土、木の根、ザレ場のミックス、終盤はガレ場」って感じでしょうか。(9号目から山頂までは木道で歩きやすくなってます。)
ということは、山頂まで行こうと思えば「靴底が硬めのガレ場を歩ける登山靴」ってことになってくると思いますが・・・「高校生のときに運動靴で登ったんだけどなあ。遠足か研修旅行かなんかで」って聞こえてきそうです笑
・・・あると思います笑
私も運動靴で登りました笑
今回は「登れる・登れない」の話ではないので、これは思い出と共に心の片隅に置いといてください笑
ということで、登る山のことを知ると、自分に必要な登山靴の選択がグッ体的になってくるはずです笑。もっと言えば「季節」「行動時間」だとかをプラスしていけば、より「ここ合わせ」に近づけることができるんじゃないでしょうか。
例えばそういうことを「私のリクエスト」として並べてみます。
【私のリクエスト】
○登る山
鳥取県大山:夏山登山コース
○登る季節
春夏
○行動時間
休憩を含めて5時間
などを考えておくと、登山靴を購入する際に、店舗のスタッフさんにもリクエストしやすくなりますよね。
登山靴をフィッティングできるスタッフさんは、登山経験者の方が多い印象なので、遠慮なく「私のリクエスト」を伝えちゃいましょう笑
ちなみに、今回の私のリクエストはこちらです↓
【松本のリクエスト】
○検討している靴
冬山登山靴
○登る山
約3000mの雪山
○登る季節
残雪期
○行動時間
休憩を含めて4時間(実際には6時間でしたが笑)
カモシカスポーツで担当してくださった方にしっかりと伝えて購入したZAMBERLANの冬山登山靴は、私にとって「未知の領域」であった「約3000mの山々を残雪期に登ること」を叶えてくれました。
そして、岩稜ルートの宝剣岳から中岳、木曽駒ヶ岳の縦走にしっかりと対応してくれ、私の足をこれでもかっていうくらい守ってくれました。
この「結果」によって得られたものが「能動的であることの重要性」です。
宝剣岳山頂でガッツポーズ!
私の失敗
「私の失敗」と題して自分の失敗集を面白おかしく発表してくださった「私の先輩」がいますが、その先輩をリスペクトする意味で、この見出しを使わせていただきます笑(あーまた聞きてーなー笑)
登山靴をECサイトなんかでイロイロ調べて、その靴の口コミとか見たり、読んだり、するわけです。
そして、機が熟したときに実店舗で試し履きなんてことがありますよね。
で、店舗スタッフさんへリクエストしてみるわけなんですが、フィッティングに応えてくださっているのに、「購入しないかもしれないのに」とか「売り物なのにいいのかな」なんて考えて悩んで、申し訳ないなあって感じて、緊張しちゃってなんか額に汗かいてね。
お店の方が「歩いてみてください」って声を掛けてくださってても、結局、ちゃんとしたフィッティングをこちらから遠慮しちゃって・・・・「まあ、履いた感じはいい感じだから、これにしちゃおう」・・・で、結果、山を歩いていたら足が痛くなっちゃって。
儚い。あ、履かなくなっちゃうんですよね笑
靴の立場になって考えてみると、使わないなら使ってもらえる人に渡りたい・・・なんてね、思ってる・かも知れないですよねえ。
なので、こうならないように(私が笑)、店舗によるとは思いますが、【私のリクエスト】を伝えて、スタッフさんに話を聞きながら可能な限りのフィッティングをしてみると、「ここ合わせ」ですね、目的に合う、自分に合う素晴らしい靴に巡り合えるでしょう笑
結果として自分が目指していた山頂に立つことも叶う。納得もする。
能動的であることの重要性
私の経験則になりますが、自分がぼやっと考えてることに対して、ぼやっとした選択を続けていれば、「結果」はやっぱし、「ぼやっ」とするわけです。
さらに「何かで見たから」「誰かが言ってたから」「誰かに言われたから」くらいのことを判断材料として選択していると、「結果がぼやっ」が確定する印象です笑
なので、納得のいく結果を出すには、能動的であることが重要なんじゃないかと。
今回の登山靴の選択では【私のリクエスト】を考えて、それを伝えました。
このことが「能動的であること」です。
その結果として「約3000mの山々を残雪期に登ることができた」わけです。
登山靴だけに限らず、イロイロなシーンで「能動的」になることができれば、きっと自分にとって納得のいく結果が出ます。そして、結果に基づいて「もっと高みに!」となれば、さらに能動的となり、さらに良い結果を生み出すことだってあると思います笑
「小さな挑戦から大きな挑戦、既知への挑戦から未知への挑戦」
どんな挑戦も、まずは「能動的」になってみる。
これ重要
笑
それでは。
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