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お宿と私の繋がりが生まれる瞬間

偶然選んだお宿は新潟県の田端屋さん

【2023年6月21日備忘録】
 新潟県内での山行と車中泊を繰り返していたら、ふとなんだか休憩したくなってしまい、「次の日は雨予報だから山は休憩しようかな」なんて独り言。

 車中泊じゃなくてどこかに泊まって充電しようかってことで、WEBでなんだか強烈に目を引いた「田端屋」さんへ。
 女将さんがチェックイン対応をしてくださったんですが、なんだか初めて出会った人ではない感覚が・・・なんだろ。

 夕食を外で済ませて、お風呂は田端屋さん。
 ゆっくりできるお部屋でグッスリ眠れて、なんだか自分を追い込みながら登山していたことを反省して休憩。
 快適なお宿で充電完了。

 で、翌日は雨どころか大粒の雨がバシバシ降っていて、帰り支度はできているんだけど、チェックアウギリギリまで滞在させてもらうことに。
 と、ロビーを歩いていてふと目をやったその先に「夢見平」の文字が・・・
 あ、これは!手作りのガイドマップだわ!
 秋田駒ケ岳での研修のために作っていたので、手作りのガイドマップにピンときて、女将さんにいただいて
 
 そ、こ、か、ら、、、

 夢見平のお話から、その遊歩道をつくった男性のお話に発展して、あれよあれよと、その男性と出会う運びになり、夢見平ができるまでのヒストリーを聞くことができた。
 なんちゅう出会いがあるもんだ。

新潟県妙高市にある癒しの宿「田端屋」さん

導かれるように出会った築田さん

 疲れ切ったところで出会った『田端屋さん』で、導かれるような出会いが、、、

 ロビーで見つけた『夢見平』のガイドマップに興味津々な私。
 近くにいた女将さんに、研修のために私が秋田駒ケ岳のガイドマップを作っていることを話すと、なんと夢見平のガイドマップを作ったご本人と連絡を取ってくださるとのこと。
 その方、ガイドマップどころか、夢見平を、、、どう言ったらいいのか、、、『創った人』?え?!って言っている間に、築田さん登場です。

築田さん自作のガイドマップ

研修の課題で私が自作した秋田駒ケ岳のガイドマップ


 私は、こういうことが初めてなので、戸惑いはあったんですが、すごく関心があったので、なかば取材みたいになって、、、でも、すごく詳しく教えてくださって。
 山道づくりの思いや、夢見平ができるまでのヒストリーを聞いて、長く長く途方もない道程を歩んでこられたんだと。そのあいだ、順風満帆ではなく、いろんなご苦労があったというお話を聞くこともできました。
 
 もうほんとに「凄い」なんて言葉が薄っぺらく感じてしまうほど、その言葉を口にすることが適切じゃないって感じるほど、ただただ、その方の人生に圧倒されました。
 楽しい時間は、あっという間。別れ際ですが、とんでもない偶然を知ることになります。そのお話はここではできないですが、とんでもない偶然で、それを知った時、女将さん、築田さん、私は大盛り上がり。親近感が爆上がりで解散となりました。

 築田さんとお別れしたあと、女将さんから、黒姫伝説や九頭竜様にまつわること、田端屋さんの暖簾(のれん)を描いた画家さんのことなど、SNSやWEB検索では知ることができない、貴重なお話を聞くことができました。
 女将さん(田端屋さん)、築田さん、感謝です。ありがとうございます。必ず再会しましょう!
 私にとってのあの日の雨は、水を司る九頭竜様が運んでくださった幸運なのか。とにかく心身が癒されて、出会いもあって、感謝するばかり。
 ほんとうにありがとうございました。

田端屋さんのエントランスにかかっている暖簾に九頭竜様

妙高高原ビジターセンターに築田さんが創った夢見平の情報が掲示されている

このブログの主人の正体 整備士→消防士→登山ガイド・・・変態中

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松本 和志 登山ガイド / 男性

 登山ガイド(JMGA登山ガイドステージII)  国際マウンテンリーダー(IML)ハイキング・トレッキングガイド  元消防士・勤続21年(各種災害出動経験2500件以上) 挑戦があるから生きている!  これからは、登山に挑戦する人との共感、共有を通じ、一緒に笑顔になれる人生を送りたいです。  このブログでは、私の挑戦、失敗や成功、喜怒哀楽を書き綴っています。私の挑戦が誰かの何かになれば幸いです。

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